3月の庭仕事

3月の「弥生」とは、いよいよ草木が生い茂るという意味だと言われています。地中で眠っていた虫たちが活動を始める啓蟄(2009年は3月5日)。そして春分(2009年は3月20日)の日を境に、本格的な春を迎えます。

【肥料】
1月から2月上旬に寒肥として土に埋めていた有機質肥料が分解され、根からゆっくりと吸収されるころですから、今月は特に行いません。

【病気・害虫の防除】
あたたかくなるにつれて虫達も動き出します。アブラムシはふくらんだ新芽に集まり、早くから樹液を吸い始めます。新芽を観察し、早期発見、対処しましょう。

 

【植付け、植替え】
芽吹き前の落葉樹は移植や植替えが安心して行えます。

 

【芝生管理】
春を迎え、休眠していた芝も活動を開始する時期です。雑草が見つけやすい時期でもありますので、大きくならないうちに見つけ次第、こまめに取り除きましょう。

 

【一年草花壇の管理】
購入した春植え苗が、花つきであったり、青々と生い茂った株の場合は、温室育ちの可能性があります。急に屋外に植えると温度差で植物が傷むので、植え付け時期は慎重に判断して下さい。
パンジーはこの時期、灰色かび病が出やすくなります。葉にしみのような斑点ができ、灰色のかびが発生して枯死するのが特徴の病気で、症状が出たら初期の段階で薬剤散布をしましょう。また日頃からの枯れ葉や花柄の除去も予防策になります。

 

【花後の剪定】
寒い時期に花を楽しませてくれたウメやロウバイ、サザンカやツバキなどは、花が咲き終わって新芽が動き出す前に剪定を行います。
ウメは枝が旺盛に伸びる性質がありますので、一定の樹形を保つように枝を整理し、開花枝は葉芽を数芽残して切り詰めます。ロウバイは徒長枝を軽く切り詰めるほか、株元からヒコバエが出やすいので早めに除くようにします。
サザンカやツバキでは、花が咲き終わった枝の葉芽を2~3芽残して切り詰めます。また、内側に向いた枝や込みすぎた枝を剪定し、風通しや採光がよくなるようにします。生垣では、目的の形状に刈り込みバサミを使って刈り込みます。

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