パンジーの病気

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 パンジーは富山の冬を彩ってくれる数少ない花の一つです。
11月頃に植え付けて、寒い冬を耐え、春5月頃まで楽しめます。
雪の下になっても大丈夫なのですが、この時期鉢植えのパンジーなど
葉が紫色になっていませんか?

1.jpg 健康な葉

2.jpg 初期症状

葉がうっすらと紫色を帯びてくる↓

3.jpg

紫色は次第に濃くなり葉全体に広がる↓

4.jpg

黄色い葉も目立ってくる

このように症状が進みます。

これは養分不足による栄養障害です。放っておくと下葉は黄色くなり、
徐々に植物全体に及んで、株が衰弱してしまいます。
この症状の原因は冬の低温が考えられます。
寒い冬は、根が不活発になっていて、植え付けた用土の中に肥料分があっても
十分に吸収できなくなっているそうです。

養分不足による栄養障害は、病原菌が原因の伝染性の病気と違い、ほかの株には
伝染しません。
けれども、栄養障害がきっかけで植物が軟弱に育ち、病原菌による病気が発生しやすく
なるので、冬の間もたまには様子を見て気にかけてあげる事が大事だと思います。

実際、庭音がハウスで管理しているハンギングバスケットを見てみると

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元気に花が咲いていますが、よく見ると・・・

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葉が紫から黄色になり、枯れた葉は腐り、カビが生えていました。

こんな状態になっていたら(本当はカビが生える前に気づくことが大事ですが・・・)
まず枯れた葉や腐った葉は取り除き、そして株をこれ以上
衰弱させないように、水やりごとに液体肥料を与えるとよいです。

そうやって育ててあげることで、春にはさらに見事な花を咲かせてくれることと思います。

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