昨日、晴れ間を見て外に出てみたら、ユキヤナギに白いものがついていました。
これは、カイガラムシの一種、「ツノロウムシ」ではないかなと思います。
落葉樹は、葉のない冬の時期、カイガラムシを発見しやすいです。
カイガラムシと一言にいっても、調べてみますとたくさんの種類があるのだそうです。
「日本原色カイガラムシ図鑑」には400種類のカイガラムシが記載されていますが
日本にはそれ以上、少なくとも700~800種類以上は存在しているだろうといわれて
います。
いろいろな樹木につくカイガラムシですが、庭木につくカイガラムシの被害と言えば、
樹液を吸われて樹勢が弱まり元気がなくなるとともに、見た目にもよくないということです。
さらに、カイガラムシの排泄物には多量の糖類が含まれていて、そこに空気中を浮遊している
すす病菌が取りつき、すす病にかかってしまいます。
そうなる前に早めの対処が肝心です!
カイガラムシの種類によって対処法が異なりますが、庭で見つかるカイガラムシには
「テデトール」がおすすめです!
これは農薬ではなく、テデトール=手で捕る ということです。
ツノロウムシなどのカイガラムシは成虫になると脚が退化して動くことができません。
ちょうど今の時期が見つけやすく、簡単に手で捕ることが可能です。
ただ、注意しなければいけないのは成虫の殻の中で卵ができている時期に地面に
落とすと、落ちたカイガラムシからふ化して、幼虫がまた上ってくるということです。
でもツノロウムシの場合は冬期、2月中に行えばその心配がないそうなので今の
時期がおすすめです!
まだ寒い日が続きますが、晴れ間を見つけて庭を観察してみるのもよいかもしれませんね(^^)