4月の庭仕事

4月はツバキやコブシに続き、サクラやモクレンなどの花木が一斉に開花する、1年中で最も華やかな季節です。
しかし、この時期は暖かい日と寒い日が交互に訪れ、また、1日のうちでも気温の差が大きい傾向があるので寒さに弱い植物に関しては注意が必要です。

【病気・害虫の防除】
気温が上がると、病害虫が一斉に活動し始めます。早期発見、早期対処しましょう。
 

【植付け、植替え】
常緑樹の移植や植付けができます。

【芝生管理】
春を迎え、休眠していた芝も活動を開始する時期です。雑草が見つけやすい時期でもありますので、大きくならないうちに見つけ次第、こまめに取り除きましょう。

【一年草花壇の管理】
花がらを摘んで種をつけないようにし、次々と花を咲かせましょう。葉や茎に付着した花がらが腐ると、病気が発生することもあるので、こまめに行います。

【家庭菜園】
4月は家庭菜園にとって、夏、秋までの栽培のよしあしを決める大切な時期です。サクラが散って、遅霜の心配がなくなったら、本格的な準備に入り、5月の苗の植え付け時期に備えましょう。
 

3月の庭仕事

3月の「弥生」とは、いよいよ草木が生い茂るという意味だと言われています。地中で眠っていた虫たちが活動を始める啓蟄(2009年は3月5日)。そして春分(2009年は3月20日)の日を境に、本格的な春を迎えます。

【肥料】
1月から2月上旬に寒肥として土に埋めていた有機質肥料が分解され、根からゆっくりと吸収されるころですから、今月は特に行いません。

【病気・害虫の防除】
あたたかくなるにつれて虫達も動き出します。アブラムシはふくらんだ新芽に集まり、早くから樹液を吸い始めます。新芽を観察し、早期発見、対処しましょう。

 

【植付け、植替え】
芽吹き前の落葉樹は移植や植替えが安心して行えます。

 

【芝生管理】
春を迎え、休眠していた芝も活動を開始する時期です。雑草が見つけやすい時期でもありますので、大きくならないうちに見つけ次第、こまめに取り除きましょう。

 

【一年草花壇の管理】
購入した春植え苗が、花つきであったり、青々と生い茂った株の場合は、温室育ちの可能性があります。急に屋外に植えると温度差で植物が傷むので、植え付け時期は慎重に判断して下さい。
パンジーはこの時期、灰色かび病が出やすくなります。葉にしみのような斑点ができ、灰色のかびが発生して枯死するのが特徴の病気で、症状が出たら初期の段階で薬剤散布をしましょう。また日頃からの枯れ葉や花柄の除去も予防策になります。

 

【花後の剪定】
寒い時期に花を楽しませてくれたウメやロウバイ、サザンカやツバキなどは、花が咲き終わって新芽が動き出す前に剪定を行います。
ウメは枝が旺盛に伸びる性質がありますので、一定の樹形を保つように枝を整理し、開花枝は葉芽を数芽残して切り詰めます。ロウバイは徒長枝を軽く切り詰めるほか、株元からヒコバエが出やすいので早めに除くようにします。
サザンカやツバキでは、花が咲き終わった枝の葉芽を2~3芽残して切り詰めます。また、内側に向いた枝や込みすぎた枝を剪定し、風通しや採光がよくなるようにします。生垣では、目的の形状に刈り込みバサミを使って刈り込みます。

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2月の庭仕事

【肥料】
1月に寒肥を施さなかった場合は、早めに施しましょう。
肥料は、春になってからも徐々に効き目が表れるような緩効性の固形油かすや有機質を含む化成肥料を用います。

【病気・害虫の防除】
落葉中は害虫の卵や病気にかかった部分が発見しやすくなります。
サクラの天ぐ巣病やフジやマツのこぶ病の処理は2月中に行います。

【剪定】
常緑樹の剪定は2月いっぱいは控えます。落葉樹の徒長枝や込みすぎた枝、枯れ枝の剪定は中旬以降から芽がほころび始めるころまでに行います。バラの整枝、剪定も2月中に済ませましょう。カエデ類は水あげを始めているので、剪定は控えます。

1月の庭仕事

【肥料】
春に美しい花を咲かせ、充実した新梢を伸ばすために、1月から2月に
寒肥(かんごえ)を施します。肥料は、春になってからも徐々に効き目が
表れるような緩効性の固形油かすや有機質を含む化成肥料を用います。

【病気・害虫の防除】
落葉中は害虫の卵や病気にかかった部分が発見しやすくなります。ツツジ
の幹につく淡褐色の毛に覆われたマイマイガの卵塊、カイガラムシの卵や
イラガの繭などをへらなどで書かき取ります。また、マシン油を散布すること
で、卵を窒息させ、春からの虫害を予防できます。

☆マシン油の散布は庭音でも行っておりますので、よろしければ
ご連絡下さい。

【庭の計画】
戸外での作業が一段落する冬の間に、お庭の計画を立てましょう。
園芸書やカタログを読みながら、春からの庭づくりについて考えるのも
楽しいですよ。

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